
工場見学に行ってきました!!
大人になってから行く工場見学は、本っっっ当にワクワクします。
行ってきましたのは、京都市市原にある、
川島織物セルコンの市原工場。
京都の北の端、空気のおいしい山間の一角にその工場はあります。
ここで製作されているのは、filo(フィーロ)というシリーズの生地や、
緞帳や帯などの工芸品にいたるまで、さまざまです。
川島織物セルコンは、とても歴史のある会社で、
御陵列車や迎賓館の内装も昔から手がけているそうです。
で、見学させていただいたのは、資料館と、
帯や緞帳(どんちょう)を手で織っている現場。
そして、実際に生地が織られている現場へ。
最初は糸を巻きなおす現場です。
糸を染める前、固く巻かれた糸の束から、
染色ボビンという大きなカーラーみたいなものに巻きなおします。
固く巻かれていると染料が入りにくいので柔らかく巻くのがコツだとか。
この巻き加減も大切なんだそうですよ。
ゆるすぎても固すぎてもダメなんだそうです。
次は糸染めの現場です。
科学の実験室みたいに、ビーカーがたくさん並んでいて、
色の調合をおこなっていました。
ここで、デザイナーが求める色が作られるわけです。
次は、糸を染める現場。
その現場に行く前に、
絹糸を手染めしているお部屋の前を通ったのですが、
職人さんがいろんな液に絹糸をつけてお仕事をされていました。
そんな職人さんの様子を、
窓の外からガップリかみつくように見ていた私ですが、
不思議そうな目で見られたことは言うまでもありません。
その後、カーテンに使われる糸を染める現場へ。
ここでは、最初にほどよく巻きなおされた糸の束が見えます。
ポリエステルなどは、常温ではうまく染まらないため、
釜に入れられて、高温・高圧力で染められてます。
そしていよいよ、織機(しょっき)がならぶエリアへ。
「がちゃがちゃがちゃがちゃがちゃ・・・・」と
けたたましい音が響き渡っておりました。
きれいに染まった糸の束が、整然と並んでおります。
ピンとはられた経糸(たていと)に、横糸が織り込まれ、
見る見るうちに見覚えのある生地が出来上がっていきます。
使われる糸の本数が多ければ多いほど、表情が豊かで、
存在感のある生地ができあがります。
ここで作られる生地には、
150㎝巾の生地に約5000本から20000本もの経糸が使われています。
その分、糸も細くなければならず、手間も時間もかかりますが、
カーテンに仕立てあがったときのたたずまいは、
本当に素敵なんですよ。
実際に工場にうかがって思ったのですが、
デザインを起こして、それをもとに、1本の細い糸から
美しい生地が仕上がり、それがカーテンとして
縫製されて、皆様のお手元に届くまでに
本当にさまざまな、たくさんの人の手を通っているんですよね。
考えてみれば当たり前のことですが、
現場を目の当たりにして、それを痛感しました。
そして、私たちはそんな作り手の思いと
実際に使われるお客様の橋渡し役である、ということ。
秋、高くキリッと冴え渡る京都の青空を見上げながら、
ピリッと身を引き締めました。
(長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださって
ありがとうございます!これでも短くしたのだが・・・汗)
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